一般的には、あまり勧められることではありません。
でも、いったん「悪口」を考えて、
それを全部、吐き出して、じっくり眺めてみると、
これまで気が付かなかった、未知の良さが見えてくる。
任天堂の「Wii」というゲーム機を企画した方の発想術をまとめた
「コンセプトのつくりかた」(玉樹真一郎・著、ダイヤモンド社)に、
そんなことが書かれていました。
例えば、「ゲーム」には、
「ゲーム脳」、「不健康」、「部屋で一人で遊ぶ」「根暗」とか、悪口がつきまといます。
これらをすべて出し尽くして、
これらの「悪口」の真逆には、どんなことがあるだろう? と考えてみる。
「健康」、「明るい」、「世代を超えて楽しめる」「みんなでワイワイする」と出てきます。
これが、新しいゲームを開発するヒントになるということです。
玉樹さんは、新しいゲームの開発を題材に解説されていますが、
これは、一つの思考法なので、
自分の状態を俯瞰したり、
次に向かってモチベーションをあげるのにも使えると思います。
「悪口」は、他人に対するものですが、
自分についても、失敗や、欠点、能力不足などが気になり
マイナス思考になることがあります。
気持ちの切り替えができればよいですが、上手くいかない時はどうするか。
いったん、自分で自分の「悪口」を全部、吐き出す。
もう、出てこないでしょうというくらい、
「悪口」を紙に書きだしてみる。
たくさんあるかもしれないけれど
並べてみると実は、たいしたことはないものだと思います。
それだけ「悪口」があるのなら、
その逆に、「良いところ」もあるのではないでしょうか?
成功したこと
特技、
長所、
私にできること、
いろいろあることに気がつくはずです。
良い側面だけ見ようとすると、見えてこないものが、
悪い側面を見て、それを受けとめると、
逆に見えてくる気がします。
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