「聞く」と「聴く」
「聴く」は、意識を傾注して受け入れること。
「聞く」は、耳を澄まして、自分の内に響かせること。
耳を澄ますということが大事で、
自分の内面を波立たせずに、静かにキープして、
その中に入ってくるものの響きを感じ、刻みつける。
「聞く」とは、そうした非常に繊細で、
なおかつすべてを受け入れる寛容な行為だと思います。
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イチロー選手や、中田英寿選手のインタビューをしている
ライターの小松成美さんが、
「聞く」と「聴く」について書かれていました。
聴くは、音楽や講演を鑑賞する行為。
聞くは、まさに話を聞く。
鳥の声や、風の音に耳を澄ます行為としています。
小松さんの場合、
「聴く」よりも「聞く」ほうが、
積極的な行為だと感じているそうです。
相手の話を受けとめて、
自分の中で、響かせる。
言葉をキャッチする力が大切だけど、
キャッチしたものを、静かに受けとめる力は、
もっと力量がいる気がします。
器を大きく育てないといけないですね。
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