「個性を知る」ということは、
ある意味で、とてもきついことです。
内田樹さんの著書に、こんな指摘がありました。
「個性」とは、他の人とは異なる特徴。
「ずば抜けた才能」につながる印象もあり、
どちらかといえば良いイメージを持っていました。
でも、そうではない側面もありそうです。
自分のものの見方、考え方について、
「個性的」だと思っていても、
実は、親の見方や考え方を引き継いでいたり、
育った地域には、同じような考え方をする人が多かったり、
同じ世代の人たちには共通点が多くあったりします。
実は、個性的でない部分がたくさんある。
これを、裏側から考えてみると、
本当に「個性的」であることは、
誰とも共有できない感覚、気持ち、
誰からも承認されない考え方などを抱えている
ということになります。
「天才」は、孤独である。
そんな言葉もあったように思います。
物事は、表裏一体というのかな?
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