本に巻かれている帯の一文「何が大切かは、自分で決める」
そう、そう、これは重要だよね。
「何が大切かは、自分で決める」。全面的に、賛成。
だけど、「何が、大切か」って、ハッキリ分かっているところと、微妙なところがあるのよね。
両立しがたい二つものを抱えて、両方とも大切に見えたり。
大切なものがたくさんあって、目移りして、どれか一つを選べなかったり、
自分にとって大切なものがハッキリしていても、周囲の人たちや家族は別のものを大切にしていて、自分が大切なものを主張すると関係性が崩れる気がしたり。
考え込んで、結局、「何が大切か」を自分で決めきれていない状態になったりします。
だからこそ、「本当に大切なものは、何か」と、何度も、繰り返し、自分に問い直す必要があるのだと思います。
「青のない国」は、一人で暮らしている男が、珍しい花を見つけて、育て始めるところから始めます。その「花」の価値が、周囲の人々の言動により、変化していきます。
「花」の価値がとても高くなった時、あることをきっかけに、それまで大勢の人が見て感動していた「花」は見向きもされなくなります。
しかし、再び、その「花」を見たいという人と出会い、
男は「何が、大切か」に気が付きます。
この本は、「何が、大切か」を考えるための価値のものさしが、どのような物事に影響されるか、左右されるかを示しています。
さまざまな人間関係の中で生きている、大人の今だからこそ、読みたい1冊。
自分にとって「何が、大切か」、その軸、ぶれていないか?と、見直すきっかけになりそうです。
#読書
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