自分が「本音」を言わないなら、
相手から「本音」が出てくるわけがない。
本気で、よいものをつくろうとしているからこそ、
本気で、よい結果を出そうとしているからこそ、衝突する。
ただし、「本音」が、自分のプライドから出てきているものであれば、
それは、「本音」ではないだろう。
本気で、よいものをつくろうとしているか。
本当に、よい結果を出そうとしているか。
そのために、「本音」を言っているか。
「本音」について、自分自身に問い直すことが大切なのかもしれません。
「調理場という名の戦場」は、
単身フランスへ渡り、一流シェフとなった斉須政雄さんのエッセイ。
その中に、次のような言葉が、ありました。
きれいごとだけでは、信頼関係に至れない
小さな起伏は日常にあふれていて当たり前なのだから
気持ちを呑みこんでなんかいられない
みんな吐き出して
相手と言い争って
それで初めて相手の行動の意味や理由が理解できるのです
親しくなればなるほど、お互いの「我」も出てくるから
ある時に、ガーッとやりあわざるを得ない。
「その考えは、違う」
そう思ったら、言うべきです。
権力をみせつけるためではなく、
本気でいいものをつくりたいから追いつめるのです。
上っ面なことばかり言っていては
意思疎通が滞る。
一生懸命やっていればいるほど、
本当は必ず、何か衝突するところが出てくるはずです。
人間関係について考えさせられる部分でした。
この本には、
仕事や生き方に関わる熱い言葉がたくさんちりばめられています。
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