なんとなく分かるけれど、
うまく説明できない。
なんとなく、そんな感じもあります。
「オープンダイアローグ」
フィンランド発、精神科の領域で使われている手法だそうです。
「対話(ダイアローグ)」を、オープンでおこなう。
まさに、文字どおり、そのままの手法です。
医療の専門職だけが集まってミーティングをすることはなく、
専門職同士が話し合う場にも、患者さんが同席するのが基本。
患者さんが、自らの経験(妄想、幻聴、トラウマなど)を、
言葉で発することも大切にする。
患者さんは、医療の専門職同士が患者さんについて話す場に立ち会って、
話を聞く。
こうした対話(ダイアローグ)を積み重ねていくなかで、
患者さんが安心感を得たり、症状が安定したりするそうです。
精神疾患の治療としてではなく、
個人レベルで「対話(ダイアローグ)」を考えてみても
「対話」があることで、気持ちが安定した経験がある気がします。
自分の感じたこと、経験したこと、
特に、つらいことや、苦しいことは、
誰かに話すことで、すっきりすることがあります。
自分の話を、相手に受けとめてもらえると、さらに安心感がありますね。
逆に、話したことに対して、
お説教をされたり、
欠点を指摘されたりすると、
「話しても分かってもらえない」
「話さなければよかった」と思ったりして、
悪循環があると、
「自分が悪いのだろうか・・・」と、
自分を責めてしまうこともありそうです、
「対話(ダイアローグ)」は、
人間関係の信頼をつくるうえで、基本。
その基本を軸にした治療の手法が、
オープンダイアローグなのかなと考えています。
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