2015年12月10日木曜日

【オープンダイアローグとは何か】対話することで、癒される


なんとなく分かるけれど、
うまく説明できない。
なんとなく、そんな感じもあります。

「オープンダイアローグ」
フィンランド発、精神科の領域で使われている手法だそうです。

「対話(ダイアローグ)」を、オープンでおこなう。
まさに、文字どおり、そのままの手法です。

医療の専門職だけが集まってミーティングをすることはなく、

専門職同士が話し合う場にも、患者さんが同席するのが基本。

患者さんが、自らの経験(妄想、幻聴、トラウマなど)を、
言葉で発することも大切にする。

患者さんは、医療の専門職同士が患者さんについて話す場に立ち会って、
話を聞く。

こうした対話(ダイアローグ)を積み重ねていくなかで、
患者さんが安心感を得たり、症状が安定したりするそうです。

精神疾患の治療としてではなく、

個人レベルで「対話(ダイアローグ)」を考えてみても

「対話」があることで、気持ちが安定した経験がある気がします。

自分の感じたこと、経験したこと、
特に、つらいことや、苦しいことは、
誰かに話すことで、すっきりすることがあります。

自分の話を、相手に受けとめてもらえると、さらに安心感がありますね。

逆に、話したことに対して、
お説教をされたり、
欠点を指摘されたりすると、
「話しても分かってもらえない」
「話さなければよかった」と思ったりして、

悪循環があると、
「自分が悪いのだろうか・・・」と、
自分を責めてしまうこともありそうです、

「対話(ダイアローグ)」は、
人間関係の信頼をつくるうえで、基本。

その基本を軸にした治療の手法が、
オープンダイアローグなのかなと考えています。

ご関心のある方は、書籍の画像をクリックすると
アマゾンへリンクしています。



0 件のコメント:

コメントを投稿