空は何も見ていない
ただそこにあるだけ
ヒトがヒトを愛しても
ヒトがヒトを見捨てても
空は裁かない
いつまでも黙っているだけ
どんな分厚い雲の上にも
いつも青空はあるということ
どんな暗い夜にも
どこかの国の誰かの上に青空はあるということ
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詩人の谷川俊太郎さんと、写真家の荒木経惟さんがコラボした本「写真ノ中の空」
古本屋さんで定価の半額になっていたのを、見つけました。
上記は、最後のほうに掲載されていた詩です。
空に比べたら、ヒトの存在って、小さいですね。
自分のことしか見ていなかったり、
目先のことしか考えていなかったり、
広い視野で物事をとらえるのって、なかなか難しい。
分厚い雲の上には青空があることを想像すると、
少しは視野が開けるかな。
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