漫画「かくかくしかじか」 絵画教室の「先生」と、著者である私の物語。
著者が高校から美大受験、卒業して漫画家になっていく過程を、
先生とのエピソードを交えて綴っている。
先生は、熱い。怒鳴ったり、乱暴だったりする。
今なら、パワハラなどでクレームが寄せられる人物かもしれない。
ただ、先生は、教え子たちにしっかり向き合っている。
先生自身は、描くこと、創作することにまっすぐ向き合っている。
先生のすごさを、若いころの著者は気が付かない。
著者が年齢を重ねたからこそ、先生の存在の大きさに気づき、
漫画化したくなったのかもしれない。
本当は先生に伝えたかった言葉を、作品に込めているように思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿