大人はみんな自分のものさしを持っているけれどだれでもそれを唯一と思っているだから重さを巻尺ではかったり長さを分度器ではかったりしてしまうだから大人の話はいつもチンプンカンプンわかりあったつもりで何もわかっていない子供はみんなそれをしっているけれどおりこうなのでなんにもいわないブッシュ孝子の詩「ものさし」
秋の夜長にお勧めしたい1冊、
ブッシュ孝子さんの詩集「暗やみの中で一人枕をぬらす夜は」
この本に収録されている「ものさし」を読んで、思い出したことがある。
子どもに対して、「自立してほしい」「巣立ってほしい」と思いながら、
一方で、「いつまでも傍にいてほしい」「頼ってほしい」と思う。
母と話をしている中で、そんな話があった。
自立してほしいのか?、依存してほしいのか?
一体、どっちなの?
20代の私は、疑問に思ったことを、「それって、矛盾しているんじゃない?」と
指摘した。
「親の気持ちは、矛盾するものなのよ」
というのが、母の答えだった。
私は、その時まで、矛盾している物事があると、
それを整理して矛盾がないようにするのが良いことだと思っていたのだが、
時と場合によっては、矛盾しているままで良いケースがあるのだと気が付いた。
ブッシュ孝子の詩は、
生きることについて、考えさせられる。
失うという事を知らない人がいる得るという事を知らない人がいる何だか最近はそんな可哀そうな人ばかり
0 件のコメント:
コメントを投稿