「あぁ、なんて豊かなのだろう」と思った。
『モンテレッジオ 小さな村の旅する本屋の物語』は、著者が古書店の店主から話を聞いたことを発端に始まる。
イタリアの小さな村モンテレッジオ
その村から、本の行商人がイタリアの各地へ向かい、本を売り歩いたという。
なぜ?そうなったのか。
彼らはどんな人たちだったのか。
著者の興味が高まり、関係者や村を訪ねていく。
読み進めるにつれて、読者である私も、村に行ってみたくなる。
村を取り巻く自然、振舞われる食事、村と本の関わりについて語る人。
本の行商人たちが大切にしてきたこと、守ってきたこと、挑戦してきたことを知れば知るほど、
なんて豊かな文化が根付いているんだろうと思う。
最近のニュースでは、
新型コロナウイルス感染で、イタリアで多くの方が亡くなられている。
一日でも早くこの問題が収まることを祈る。
落ち着いたら、イタリアを旅したい。
モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語
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