山登りにはまりつつあり、
読む本のセレクトも、ちらほら山に関係する本が入っております。
最近、読んだ本の中でイチオシの一冊は、
安西水丸さんの「てくてく青空登山」(MURREN BOOKS)
この本は、タイトル通り、安西さんが、てくてくと登った山について書いています。
安西さんが選ぶのは、低山が中心。
毎回、テーマとした山について、どの辺りから登り始めて、こんな道を通って、このような景色や人に出会って、こんなものを食べて、山を降りた。と綴っており、とてもシンプルなのですが、それがとても面白い。
おにぎりの話とか
不味いカレーを食べてしまった話とか、
犬がきらいなのに、遭遇して、びびってしまった話とか、
山をてくてく歩きながら、
食べ物、歴史、景色、好きなもの・嫌いなもの、芸能人の情報などなど、
さまざまな話題が散りばめられています。
安西の趣味や思考が滲み出ているエッセイを集めてつくられた一冊で、
丁寧につくられている本と思いました。
本書の一番最後に、若菜晃子さんが書かれている「解説にかえて 北斗七星のうつわ」が収められています。ここを読んで、改めて、本書の良さを実感しました。
ミューレン編集部
0 件のコメント:
コメントを投稿