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#札幌#ハスカップ#ナポリン |
伝えたいことがある時、それを言葉にする。
当たり前のことだけど、大切ですね。
でも、言葉にすれば伝わるかといえば、
そうでもなかったりします。
「パンは、生き物」
「つくっている人の心が、生地に移る」
ドキュメンタリー映画「74歳のペリカンはパンを売る。」を観ました。
浅草にある創業74年のパン屋さん「ペリカン」は、
食パンとロールパンの2種類だけを販売しています。
この映画は、「ペリカン」の4代目、長年働いている職員さん、
お客さん、パン業界に詳しい専門家などなどのインタビューと
「ペリカン」でのパンの製造・販売の模様で構成されています。
「パンは生き物」「つくっている人の心が、生地に移る」という言葉は、
映画の中に出てきた言葉。
少し記憶違いがあるかもしれませんが、
登場人物の言葉には、その人の積み重ねてきた経験や人生を感じさせるものがありました。
「いい言葉だな」「奥深いなぁ」と思いながら、
私は、これらの言葉がなんだかしっくりきませんでした。
観終わってから、
しっくりこなかった理由を考えて思い当ったのは、
「言葉で伝えるだけでは、伝わりにくいことがある」ということ。
登場人物がインタビューを受けていて、カメラに対して、「パンは生き物」
「つくっている人の心が、生地に移る」と話している映像では、
「パンは生き物」「心が映る」ということが伝わりにくいように思えたのです。
「パンは生き物」ということを伝えるとしたら、
どんな映像でそれを伝えるか。その工夫が見たかったのかもしれません。
例えば、生地が酵母で育っていく映像を、生き物のように撮るとか。
「心が移る」ということを、つくっている人の手の感じと生地の変化を丁寧に撮るとか。
話している人の映像ではなく、何か別の映像の工夫があったら、もう少し違う印象が残ったかもしれません。
浅草という地域
創業74年も続いていること、
2種類のパンに絞って勝負していること
登場人物やパンなどの素材は、とても興味深いです。
また、映画のタイトル「74歳のペリカンはパンを売る」にも惹きつけられたのですが、
映画館で観ていた時に、周囲に座っている観客のなかから「この映像の調子が、このまま最後まで続くの?」という雰囲気が漂ってきたのを感じてしまい、ちょっと残念。
映像と文章とは違うところもありますが、
この映画を見たことで「伝える」について改めて考える機会になりました。
伝えたいことを、映像で伝える。
伝えたいことを、言葉で伝える。
観る人、読む人に「なるほど」と思ってもらうために、どうしたらいいか。
伝えるための工夫は、日々の精進が必要ですね。
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#ドキュメンタリー映画
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