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草もち 京都でいただく和菓子は美味しい |
マイナスだと思っていること、「逆転できたらいいな」と思ったことはありませんか?
「マイナスを、プラスに変える」
例えば、弱みや短所をなくす=ゼロにする
例えば、弱みや短所をなくす=ゼロにする
さらに、それらを強みや長所に変える。
そんなことが、できるでしょうか?
先日、京都の古い町並みを眺めながら歩いていると、小さな和菓子屋さんがありました。
有名なお店ではなく、住居兼店舗の町家で、家族で経営しているようなお店です。
美味しそうなお菓子が並んでいたので、店先から奥へ向かって「こんにちは!」と声をかけましたが、誰もでてきません。お店の中に入って、もう一度、「こんにちは!」と声を張り上げると、ようやく2階建の奥のほうから、「は~い」と声がしました。
人が階段を一段一段ゆっくり降りてくる音がして、初老の女性が店先に姿を現しました。
「階段が急なもので、時間がかかってしまって…」と一言。
「いえいえ、急な階段は危ないですから。急ぎませんし、全然、構いませんよ」と私。
女性は、私が求めたお菓子を包装しながら、
「修理するにも、この地域の建物は建て替えができなくてね」
「玄関から奥まで建物が長いから…」と、店先にすぐに出られなかったことについて
申し訳なそさそうに続けます。
間口が狭く奥に細長い構造であること、
階段が急勾配であること、などなどは、
京都の歴史のある建物の特徴だと思います。
私は、こうした日本の古い建物が好きなので、
「でも、建物が奥へ細長いのも、階段が急なのも京都の文化かなと思いますし、不便かもしれませんけど、それがなくなったら京都らしさがなくなってしまいますよね」とお話しました。
その一言で、今まで腰を低くしていた相手が、はっとして顔を上げました。
「いやぁ、そんなん言うてもらえたら、安心するわ」
背筋も少し伸びたように見えました。
自分が「マイナス」だと思っていること。
他人の目からみると、それほど「マイナス」なものではないかもしれません。
例えば、「周囲の目を気にしてしまう」と欠点に思っていることも、
「周囲の反応に敏感。感受性が豊か」と受けとめられる可能性もあるのです。
「周囲の反応に敏感。感受性が豊か」と受けとめられる可能性もあるのです。
「マイナス」であること考えている物事、出来事について、それらの中に「プラス」にとらえられる要素がないか?
あえて探ってみると、発見がありそうです。
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