どんな生き方をしたいか。
それを真剣に考えることは、
自分自身の「死」について考えることになるのかもしれません。
死に方を選ぶことは難しいかもしれないけれど、
命の終わりがあることを頭に入れて、どんな生き方をしたいか考えると、
思考がずいぶん変わってくるように思います。
高山文彦さんの「いのちの器 臓器は誰のものか」は、
「脳死」「臓器移植」を通して、生きているとは、どういうことか?人の死とは、どういうものか?について考えさせられる作品です。
1997年に出版されていますが、ちっとも古く感じない。
今、読んでも、もし自分が臓器を提供する側だったら?
逆に、臓器移植を望む立場だったら?と考えさせられます。
答えは、すぐには出ません。
いったん結論を出しても、たぶん、それが現実になったら揺れる気がします。
それでも、死について考えることで、生きることに真剣になれる気がします。
#読書#高山文彦
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