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#横山大観#山種美術館 |
白髪の男性が3名、列の後ろのほうに並んで、電車を待っていました。
スーツにウールのコートを羽織っていらして、品の良い紳士の佇まい。
同窓会でもあったのか、久しぶりに会った帰りのようです。
「100歳になった時に、また、会いたいね」
「いやぁ、100歳になった時、みんな、どんな顔してるだろう?」
そんな会話が聞こえてきました。
歳をとると、同年代の友達を亡くすことが多くなり、
寂しい気持ちになると聞いたことがあります。
友達に会えば、病気や治療、お墓の話に花が咲くとも聞きます。
でも、駅のホームで談笑されていた白髪の皆さんは、なんだか楽しそう。
100歳という、これから先の未来へ視線を向けて話をしている姿は、
とても生き生きして見えました。
どんなに齢をかさねても、寿命をまっとうするまで、未来がありますね。
視線を、少し先の未来へ。さらにずっと先の未来へ向けてみる。
未来のある時点で、わくわくしている自分の像を描いてみたいと思った出来事でした。
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