2009年夏から、2011年春まで撮りためた映像から、1つの映像作品「ぷかぷか」ができあがろうとしています。
実は、この作品をつくる編集作業で、気が付いたことがあります。
記録した映像の中には、私がパン屋で働いているメンバーさんに声をかけたり、インタビューしたりしているシーンが何カ所かあります。
それらを、日付の古いものから新しいものへ順番に眺めていくと、
私とメンバーさんとの距離が変わっているのです。
最初の頃は、メンバーさんに話しかけている声にどこか遠慮があります。
映像も、どこか腰がひけているように感じます。
しかし、メンバーさんの特技やこだわり、苦手なことなどを知るにつれて、ぐっと近くに寄って撮影できていたり、私が質問する声も馴染んだ雰囲気をもってきます。
おそらく、時間が経つにつれて、私とメンバーさんとの人間関係の距離が近くなったのだと思います。
そして、「障がい者」について考えていたこと、感じていたことも少し変わったように思います。
障がいのある人を「障がい者」という言葉で、ひとくくりにすることに違和感を感じています。
一般の人にとって分かりやすいように、「ぷかぷか」のことを“「障がい」のある人が働くパン屋さん”と説明することがありますが、心の中で「本当は違うんだけどね」とつぶやいています。
当たり前ですが、「ぷかぷか」のメンバーさんは一人ひとり、「人」です。
「障がい」といっても、それぞれ得意なこと、苦手なことは違うのです。
それを一つにくくって、「知的障がい」といわれてもピンとこないのです。
そのことを、頭の中だけでなく、撮影のおつきあいの中で心の底から実感できたこと。
それが、私にとって、とても大きな経験でした。
私だけでなく、世の中一般の多くの人もおそらく、同じように感じるんじゃないかな。
最初は、よく知らないので「障がい者」にどう接したらよいか分からないし、不安や緊張がある。
でも、「障がい者」に接して、どんな人かを知り、不安や緊張、偏見もなくなっていく。
すると、人と人のおつきあいになり、「障がい者」という見方や言葉は要らなくなるんじゃないかな。
「障がい者」という言葉、私は、好きじゃありません。
「人」をひとくくりにして、言えることなんて何にもない気がしますし、
今、「ぷかぷか」のみんなについて心からそう思うので、
「障がい者」という言葉はどこかへ捨てちゃえ。ぽいっ。
て感じ!
「障がい者」という言葉はどこかへ捨てちゃえ。ぽいっ。
て感じ!
実際にあるのは、私と障がい者の関係ではなく、私と「○○さん」の人間関係ですから。

ほんとにそうですね。同感です。
返信削除埼玉アリーナでお目にかかるのを楽しみにしています。